柄のあるクッションと茶色の枕を置いた明るい寝具の上で、黒と茶色の毛をした小型の犬が、体を低くして口を大きく開け、舌を見せてあくびをしている様子
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犬があくびをする理由。眠いだけじゃない、ストレスのサインも

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わんこのあくびは、眠いときだけでなく、リラックスしているとき、緊張をやわらげたいとき、気持ちを切り替えたいときにも出ると言われています。

大切なのは、あくびが出た「場面」を見ることです。この記事では、考えられる理由と、ストレスのサインかどうかを見分けるポイントをまとめました。

あくびの理由は、ひとつではありません

人は、眠いときや退屈なときにあくびをします。わんこも同じように、眠いときにあくびをすることはもちろんあります。

ただ、わんこの場合は、眠くなさそうな場面でも、あくびをすることがあります。例えば、動物病院の待合室、来客があったとき、叱られたあと、トリミングの前などです。

こうしたあくびは、緊張や不安をやわらげようとするしぐさのひとつではないか、と言われています。

ただし、これは一般的な見方で、すべてのあくびに当てはまるわけではありません。飼い主さんが「あくび=ストレス」と決めつけてしまうと、わんこの気持ちを見誤ってしまうこともあります。個体差もあるため、あくびの理由は、場面とほかのしぐさを合わせて考えてみましょう。

あくびで考えられる5つの気持ち

1. 眠い、のんびりしている

寝る前や、起きたばかりのとき、くつろいでいるときのあくびは、シンプルに眠気やリラックスの表れのことが多いと言われています。体の力が抜けていて、目がとろんとしていれば、安心して過ごしているサインです。

2. 緊張や不安をやわらげたい

初めての場所、知らない人やわんこに会ったとき、大きな音がしたときなど、いつもと違う場面でのあくびは、緊張をやわらげようとしているのかもしれません。このとき、体がこわばっていたり、目をそらしていたりすることがあります。

3. 気持ちを切り替えたい

遊びで盛り上がったあと、ひと息つくようにあくびをする子もいます。興奮した気持ちを落ち着けようとしている、と考えられることもあります。

4. 体を目覚めさせたい

起きたあとに、伸びをしながらあくびをする姿はよく見られます。眠っていた体を、ゆっくり動かし始める合図のようなものかもしれません。この場合は、あくびのあとに、普段どおり動き出すことが多いようです。

5. 飼い主さんの様子に反応している

飼い主さんがあくびをしたあとに、わんこがつられてあくびをすることがあります。飼い主さんに安心感を感じていたり、気持ちが通じ合っていたりするとき、という見方もありますが、はっきりしたことはわかっていません。

ストレスのサインかどうか、見分けるポイント

あくびだけで、ストレスと決めつけることはできません。次のポイントを合わせて見てみましょう。

場面

  • 動物病院、トリミング、来客など、緊張しやすい場面か
  • 叱られた直後や、嫌なことがあった直後か
  • 眠い時間帯や、くつろいでいる場面か

ほかのしぐさ

次のようなしぐさが一緒に出ているときは、緊張や不安が高まっているかもしれません。

  • 舌で鼻や口のまわりをなめる
  • 目をそらす、顔を背ける
  • 体をかく、ぶるぶると体を振る
  • 耳が後ろに倒れる、しっぽが下がる
  • 呼吸が速い、よだれが増える

あくびのあとの様子

あくびのあとに、体の力がふっと抜けるか、緊張が続いているかも、手がかりになります。力が抜けて落ち着いたなら、気持ちを切り替えられたのかもしれません。あくびのあとも、体が固いままなら、その場面が苦手なのかもしれません。

回数

いつもより回数が増えたときも、様子を見てあげてください。環境の変化、生活リズムの変化、体調の変化など、理由はいろいろ考えられます。

あくびが多いときの対応と、気になるとき

動物病院やトリミングでのあくび

動物病院やトリミングサロンの待合室で、あくびが増える子もいます。苦手な場所なのかもしれません。事前に、ごほうびを持って短い時間だけ立ち寄る、待合室では静かな隅で待つ、スタッフさんにその子の様子を伝えるなど、できる工夫を試してみてください。

環境を見直してみる

  • 音、人の出入り、においなどに、強い刺激がないか
  • ゆっくり休める居場所があるか
  • お散歩や遊びの量、生活のリズムが、変わっていないか

原因がはっきりしているときは、その刺激から離してあげるだけで、落ち着くこともあります。

飼い主さんが、ゆっくり落ち着いて接する

緊張しているようなときは、飼い主さんも、ゆっくりした動きと穏やかな声で接してみましょう。飼い主さんが落ち着いていると、わんこも安心しやすくなると言われています。

無理に慣らそうとしない

苦手な場面で、無理に慣らそうとすると、かえって緊張が強くなることがあります。様子を見ながら、短い時間から、少しずつ慣らしてあげてください。

あくびが出やすい場面は、性格でも違います

あくびが出やすい場面は、わんこによって違います。刺激に敏感で、小さな変化にも反応しやすい子は、緊張でのあくびが出やすいかもしれません。のんびりした子は、眠気でのあくびが中心かもしれません。

たとえば、動物病院の待合室で、あくびを繰り返す子もいれば、あくびは出さずに、体をかたくして動かなくなる子もいます。あくびが出ないから平気、とは限りません。

まとめ

あくびは、眠気やリラックスだけでなく、緊張をやわらげたいときにも出ると言われています。場面とほかのしぐさを合わせて見るのがコツです。

回数が急に増えたり、体調に変化があったりするときは、獣医師に相談してください。あくびのあとに、そっと声をかけて、おだやかな時間を一緒に過ごしてみてください。