木立の中の芝生の広場で、毛色も表情も違う4頭の犬が、座ったり伏せたりして並んでいる様子。奥には駐車している車が小さく見える
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犬の性格はタイプで違う?愛犬に合う接し方の基本

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わんこの性格は、人と同じように1頭ごとに違います。そして、その違いを「タイプ」という目安で見てみると、愛犬に合う接し方のヒントが見つかりやすくなります。

ただし、タイプはあくまで目安です。「うちの子はこうだから」と決めつけず、観察のきっかけとして使うのがおすすめです。この記事では、性格のとらえ方と、接し方の基本をまとめました。

犬の性格は、何で決まるの?

「うちの子は、どうしてこんな性格なんだろう」と思うことはありませんか。わんこの性格は、ひとつの理由で決まるものではない、と言われています。

考えられる要素は、次のようなものです。

  • 生まれ持った気質: 同じ親から生まれた兄弟でも、性格が違うことがあります。
  • 犬種の傾向: 犬種ごとに、もともとの役割から来る傾向があると言われています。ただし、同じ犬種でも個体差は大きく、犬種だけで性格は決まりません。
  • 子犬のころの経験: 子犬のころに、どんな人・わんこ・音・場所に出会ったかが、その後の様子に影響すると言われています。
  • 家庭の環境: 家族の人数、生活のリズム、散歩のコースなども関わります。
  • 年齢や体調: 成長やシニア期への変化、体調によっても、見せる様子は変わります。

つまり、性格は「生まれつき固定されたもの」ではなく、経験や環境によって少しずつ変わっていくものでもあります。

「タイプ」で考えるメリットと、気をつけたいこと

愛犬を「慎重なタイプ」「活発なタイプ」のように見てみると、次のようなよいことがあります。

  • 愛犬が得意なこと・苦手なことの見当がつけやすい
  • お散歩や遊び、お留守番など、接し方を工夫するヒントになる
  • 家族で、愛犬の様子を話し合いやすくなる

一方で、気をつけたいこともあります。

愛犬を観察する5つの視点

タイプを考える前に、まずは愛犬をじっくり観察してみましょう。次の5つの視点で見ると、その子の「らしさ」が整理しやすくなります。

1. 新しいものへの反応

初めての場所、新しいおもちゃ、知らない物音に出会ったとき、どんな様子ですか。

  • すぐに近づいてにおいを嗅ぐ
  • 少し離れて、様子を見てから近づく
  • 距離をとったまま、なかなか近づかない

好奇心が強い子もいれば、慎重にゆっくり確かめる子もいます。どちらが良い悪いではなく、その子のペースです。

2. 人との距離感

飼い主さんや家族との距離は、どうでしょうか。

  • いつも近くにいたがる、ついてくる
  • 呼ぶと来るが、普段は自分の場所で過ごす
  • なでられるのが好き、または、短い時間が好き

甘えん坊の子もいれば、ほどよい距離を好む子もいます。

3. ほかの犬や人への態度

お散歩中やドッグランなどで、ほかのわんこや知らない人に会ったときの様子も、大きな手がかりです。

  • 自分から近づいて、挨拶したがる
  • 相手の様子を見て、落ち着いてから近づく
  • 避けたがる、飼い主さんの後ろに隠れる

社交的に見える子でも、相手との相性があります。相手のわんこの様子も、あわせて見てあげてください。

4. 元気さと、切り替えの様子

活動量や、興奮から落ち着くまでの様子も、性格の一部です。

  • お散歩や遊びで、いつまでも元気に動く
  • 遊んだあとは、すぐにのんびりする
  • 興奮すると、なかなか落ち着けない

年齢や体調でも変わりますが、その子の「いつもの」を知っておくと役立ちます。

5. 刺激への敏感さ

音、触られること、においや環境の変化に、どのくらい敏感でしょうか。

  • 物音にすぐ反応する、びくっとする
  • 体を触られると、嫌がる場所がある
  • 来客や引っ越しなどの変化で、様子が変わる

敏感な子は、環境の変化にゆっくり慣れる時間が必要なことがあります。

観察するときの3つの注意

観察するときは、次の点に気をつけてください。

  • 一度の様子で決めない。その日の体調、天気、時間帯でも、様子は変わります。
  • 性格を確かめるために、わざと怖がらせたり、試したりしない。愛犬の信頼を損なうことがあります。
  • 家族それぞれの目で見る。人によって、見せる顔が違うわんこもいます。

いくつかの場面を、ゆっくり時間をかけて見ていくことが大切です。

タイプ別の接し方のヒント

「わんこタイプ16」の16タイプとは別の、接し方のイメージをつかむための例です。

観察した様子から、愛犬がどのタイプに近いか、考えてみましょう。ここでは、わかりやすく分けた5つの例を使って、接し方のヒントを紹介します。1頭が、いくつかの例を併せ持つこともあります。

慎重派(こわがりさん)の子

新しいものや場所に、ゆっくり慣れていく子です。

  • 新しい体験は、少しずつ、短い時間から始めてみる
  • 逃げ場や、安心できる場所を用意しておく
  • 無理に近づけたり、慣れさせたりしない
  • うまくできたときは、穏やかに声をかけて安心させる

「慣れるのが遅い」のではなく、「しっかり確かめたい」のかもしれません。

好奇心いっぱいの冒険家の子

何にでも興味を示し、活発に動く子です。

  • お散歩や遊びの時間を、たっぷりとってあげる
  • においを嗅ぐ時間も、大切にしてあげる
  • 拾い食いや、飛び出しなどの安全面に気を配る
  • 頭を使う遊び(探し物ゲームなど)も取り入れてみる

エネルギーを発散できる機会があると、家の中でも落ち着きやすいと言われています。

甘えん坊さんの子

飼い主さんのそばにいるのが大好きな子です。

  • 触れ合う時間や、声をかける時間を意識してつくる
  • お留守番は、短い時間から少しずつ練習する
  • 出かける前後は、あまり大げさにせず、落ち着いて接する

一人の時間にとても不安そうにしているときは、無理に練習を続けず、動物病院や専門家に相談してください。

マイペースなのんびり屋の子

落ち着いていて、自分のペースを大切にする子です。

  • 急かさずに、その子のペースに合わせる
  • 動くのが少なめでも、無理に急がせない
  • 運動量や体重の変化には、気を配る

のんびりしているように見えても、体調が悪いだけのこともあります。いつもと違うと感じたら、早めに獣医師に相談してください。

社交的な人気者の子

ほかのわんこや人が大好きな子です。

  • 挨拶の前に、相手のわんこや飼い主さんの様子を確認する
  • 興奮しすぎないよう、リードの扱いに気をつける
  • 初対面の相手とは、距離を保ちながら少しずつ近づく

社交的な子でも、相手によっては苦手なこともあります。

どのタイプにも共通して大切なこと

タイプは違っても、愛犬が安心して過ごすために大切なことは、共通しています。

  • 安心して休める、静かな居場所があること
  • 食事、お散歩、休息のリズムが、ある程度そろっていること
  • 穏やかな声かけと、できたことを認めてあげること
  • 愛犬が嫌がっているサインを、見逃さないこと

特に最後の点は、どのタイプでも大切です。耳が下がる、あくびをする、体をそらすなど、小さなサインに気づいてあげると、愛犬も安心しやすくなると言われています。

年齢や環境で、性格の「見え方」は変わる

先ほど書いたように、わんこの性格は一生変わらないわけではありません。

子犬から成犬へ

子犬のころは、好奇心が強く、何にでも興味を示すことが多いと言われています。成長とともに落ち着いてくる子もいれば、慎重になる子もいます。

シニア期のこと

年齢を重ねると、活動量や反応が変わることがあります。ただし、「年のせい」と決めつけるのは避けましょう。

  • 急に怒りっぽくなった
  • 元気や食欲が落ちた
  • 触られるのを嫌がるようになった

こうした変化は、体調が関わっていることもあります。早めに獣医師に相談してください。

環境の変化

引っ越し、家族が増える、生活リズムが変わるなどの変化で、愛犬の様子が変わることがあります。一時的なものなのか、続くのかを、様子を見ながら確かめてあげましょう。

環境が変わったときは、新しい生活に慣れる時間が必要です。いつもの寝床やおもちゃなど、慣れたものを残してあげると、安心しやすくなります。

うちの子のタイプを知るには

愛犬のタイプを知る方法は、特別なものではありません。

  1. 5つの視点で、普段の様子を観察する
  2. 気づいたことを、メモに残す
  3. 家族で、愛犬の様子を話し合う

そのうえで、愛犬の性格を、楽しみながら整理してみたいときは、診断(現在は準備中です)を使ってみるのもひとつの方法です。

「わんこタイプ16」は、質問に答えるだけで、愛犬の性格を16のタイプで診断できる無料の診断サイトで、現在、準備中です。公開のお知らせは、LINEでお届けする予定です。公開されたら、結果は、愛犬を見つめ直す「ヒント」として、気軽に楽しんでみてください。

うちの子の「らしさ」を知ると、毎日の接し方が選びやすくなります。

まとめ

わんこの性格は、生まれ持った気質に、経験や環境が合わさって育っていくものです。5つの視点で観察すると、その子の「らしさ」が見えてきます。

タイプは、決めつけではなく、愛犬を知るための手がかりです。年齢や環境で変わることも忘れずに、愛犬のペースに寄り添ってあげてください。気になる変化があるときは、獣医師に相談しましょう。